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2013.02.19 Tuesday

パワハラの事例・対策

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    JUGEMテーマ:ビジネス
    今日はパワーハラスメントについてのお話しをします。
    平成24年1月に円卓ワーキンググループから、パワーハラスメントの定義が出され、「パワハラ」が流行語になり、様々な解釈が独り歩きしているようです。
    パワハラについては、まだまだ不確定な部分が多いのですが、今日は少し「まとめ」をお話したいと思います。

    1.パワハラの定義
    同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内の優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為。
    例えば・・・

    などが挙げられます。


    2.パワハラの事例
    ・上司から1年にわたり皆の前で暴言・無視されるなどした。会社に訴えたら配転された。
    ・上司から2人分の仕事を押し付けられ、所定時間内に終わらせるよう命じられた。
    ・「バカ」「死んだ方がいい」「家族も頭がおかしい」などの暴言を浴びる。
    ・休日に社長の私用の手伝いに駆り出される。
    ・退職を強要され、拒否したら草取り業務を半永久的に命じられた。
    ・最低賃金法違反や残業代未払いの改善を申し入れたら、殴る蹴るの暴行を受けた。
    ・退職を申し出たら「会社に迷惑を掛けた。損害賠償請求をする。」と退職させてくれない。


    3.パワハラ裁判例
    K市水道局事件(東京高裁H15.3.25)
    上司からの嫌がらせやいじめを苦に自殺した職員の遺族が損害賠償請求を求めた事例。
    ⇒被害職員の訴えを聞いた上司が適正な措置を講じていれば、自殺を防げる可能性があったとして、加害者はもとより市の安全配慮義務違反を認めた。

    M道路事件(高松高裁H21.4.23)
    上司からの過剰なノルマの強要や執拗な叱責によりうつ病となり自殺した従業員の遺族が、会社に対し損害賠償を求めた事例。
    ⇒上司の行なった叱責は不法行為に該当。うつ病にり患したことで自殺を予見できたとして、会社の安全配慮義務違反を認定。(第一審)
    ⇒叱責の原因は営業成績を仮装するための不正経理であって、是正を促すためのある程度厳しい改善指導をすることは、正当な業務の範囲内である。そのため不法行為には当たらない。また会社も以前に職場のメンタルヘルス等についての管理者研修を行なっており、安全配慮義務違反とは言えない、として会社側が逆転勝訴した。(控訴審)


    3.パワハラに関する争いの増加
    ‥堝刺楔労働局へのパワハラ相談件数
    2002年度 → 6,600件

             ↓

    2011年度 → 46,000件

    ※10年間で約7倍となっており、2012年に定義が示されたことにより、今後も相談件数が増加することが確実視されます。

    賠償額の増加
    平均250万円。最高額は1億400万円。


    4.会社のパワハラ防止の取組み
    今後はパワハラ事件の発生はセクハラ事件に比べ、桁違いの件数になります。大切な社員を狄瓦良足瓩砲靴覆い燭瓩砲癲⊃場がパワハラにより、環境を悪化させ労働生産性を低下させないためにも、会社の取組みが重要になってきます。

    ―業規則にパワハラに関する規定を設け、予防・解決・懲戒等のガイドラインを設け、社員に周知する。

    ⊆勸研修により正しいパワハラ対策を社員に教育する。

    A蠱盟觚を設置し、会社内部・外部の相談員により、内部の早期解決を図る。

    パワハラにより自殺に至ったケースも現実に発生しています。会社は安易に考えず、早期の取組みが必要となります。



    5.パワハラの発生しやすい会社は?
    ー勸間のコミュニケーションが不足している。
    ∪擬勸・パート社員・契約社員・派遣社員が混在しており、職場に「力関係」が存在している。
    残業・休日出勤が多く仕事に追われ、疲労により正しい判断ができない。

    上司や先輩社員は、部下・後輩社員に仕事を教え、指示し、指導しています。当然に仕事には失敗がつきもので、上司や先輩社員は叱ることもあると思います。仕事の失敗や遅延、無気力について叱責はよくあることですが、 銑のような会社では仕事に対する叱責ではなく、部下や後輩社員への人格攻撃にエスカレートしてパワハラが発生します。
    皆様の会社はいかがですか?今一度見直してみませんか。大切な社員と職場をパワハラから守りましょう。
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